2016年2月3日

ラッキー!だけどUX的にどうなの?フェイスブック広告に出稿すると、インスタグラム広告もついてきちゃう!

先ほどフェイスブック広告を出稿したのですが、
なんと、インスタグラム広告も一緒に出稿できちゃうんです!

フェイスブック広告作成画面

広告主的には、世界最大のSNSのFacebook(フェイスブック)に出稿するついでに
今最も熱いといってもいいInstagram(インスタグラム)にも出稿できちゃうという、一石二鳥!

でも、インスタグラムって写真にフィルターや加工をして
ちょっと小洒落た写真が並んでるSNSですよね。
そこにフェイスブック広告が並ぶのってどうなんだろう?

「広告はInstagramに来ないでほしい。」
にもなりかねないのかも。。。

ということで、ちょっと考えてみます。


なんでインスタグラムに広告が出せるのか?


インスタグラムはフェイスブックに2012年に買収されているんですよね。

Facebook、Instagramを買収 10億ドルで
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1204/10/news019.html

インスタグラムは2010年にiPhoneアプリとして登場し、約1年で1000万人のユーザー数を獲得しています。

Ten Million and Counting
http://blog.instagram.com/post/10692926832/10million

Android用のアプリは、2011年4月の登場でAndroidユーザーの私も公開直後に利用し始めたのを覚えています。

というわけで、フェイスブック広告=インスタグラム広告でもおかしくはないですよね。


これまでは出せなかったのか?


インスタグラムで広告は出ていましたが、限られた広告主だけが配信可能でした。

写真SNSのインスタグラム、広告配信に乗り出す
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0402Y_U3A001C1000000/


そこから2年後の昨年10月には正式にインスタグラム広告がリリースされました。

運用型Instagram広告を正式にリリース
https://www.facebook.com/business/news/JA-Instagram-ads-worldwide-launch

これで、まさに「フェイスブック広告と同様に」配信が可能になりました。


広告が出せるのはいいけど、インスタグラムの世界観は崩れないの?


無料で楽しめるSNSなので、どこかで収入がなければ成り立たないとは思いますが、
これまで世界的に選ばれていた理由との整合性はとれるのでしょうか。

・簡単なフィルタリングできれいな写真になる
・自分の世界観を伝えられる
・自分の世界観を楽しめる

Instagramに聞く「3億人が使う理由」
http://news.mynavi.jp/articles/2014/12/17/instagram/


広告による懸念は、最近話題のこれにも近いことが起きるのでは?と考えてしまいます。

「おばさんたちはinstagramに来ないでほしい。」
http://matome.naver.jp/odai/2145430623659833001

ネットとリアル(とくに近づきたくないリアル)が同じ場に入ってきて、
自分だけの世界観をつくっていたところに、リアルが混在してくるという悪夢になるんじゃないかという。

リアルだけでも息しづらいのに、大好きな場でもどんどん息しづらくなってしまうという懸念が
この議論を起こしたのだと思います。
まあ分からなくはないですが。。。

フォローしなければいいじゃん、とも思うのですが、
最近フェイスブックを使っている方からも、インスタグラムでフォローされるケースが増えてきました。

そりゃ、上記のように買収されて連携している関係なのでありえることなのですが、
ユーザー側から見ると、必ずしも「インスタグラム=フェイスブック」で使っているわけではないでしょう。

フェイスブックにアップしていない写真を、インスタグラムにはアップするということもあるでしょう。
私もそうです。

SNSによってキャラクターが違うということもあるだろうと思います。

ちょっと論点がずれましたが、広告による懸念は、

インスタグラムで作り上げてきた自分の世界観が崩れるのでは?
それにより、インスタグラム離れを起こすのでは?です。


広告掲載基準は?


フェイスブックの広告ポリシー
https://www.facebook.com/policies/ads

・画像内でのテキスト使用は「面積20%まで」
・広告内でのFacebookへの言及
・年齢制限のある素材
・禁止されているコンテンツ
・制限コンテンツ
など

ポリシーは確かにあるので、不適切な広告は出てこないのですが、
インスタグラムの世界観を保つのはなかなか難しいだろうなと。

フェイスブック広告を出す際には、かなりターゲットを絞り込むことができるので
あまり自分には合っていない広告が出ることはないのですが、
そのターゲットが広い設定(札幌に住む人)にされてしまうと。。。ですよね。

ということで、
「広告はInstagramに来ないでほしい。」にならないようにも
今後のフェイスブック広告とインスタグラム広告の動向には注目です。


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