2015年6月12日

[札幌UX#009] 定額制音楽配信サービス「AWA(アワ)」、LINE MUSICとはひと味違うコンセプト。

ずっと、Spotifyを楽しみに待っていたんですけど。
ここに来て、もう待たなくてもいいってほど多くのサービスが日本でも提供され始めました。

Music Unlimited」が終了するというニュースが出た時には、
やっぱり日本では定額制配信サービスは出来ないのかなぁと落胆していたのですが。

AWA……5月27日開始
LINE MUSIC……6月11日開始
Apple Music……6月8日発表、6月30日開始予定。(日本未定)


昨日リリースされた、LINE MUSICに先駆けてリリースされていた、「AWA」。

こちらもLINE MUSIC同様、開始時は無料お試し期間(利用から3ヶ月)になっています。
サイバーエージェントとエイベックスの共同出資による新会社AWAから提供されているサービスです。

「AWA」、「アワ」と読むんですね。
この投稿を書くまで、「エーダブリューエー」って読んでました。


LINE MUSICが、
「音楽をLINEしよう」の通り、LINEのようなコミュニケーションを軸とするならば、
AWAは、
音楽好きのためのソーシャル音楽サービスといったところでしょうか。


ということで、さっそく使ってみました。

インストールし起動すると、なんだか洒落た人たちが音楽を聞いている、
4つのイメージが表示されます。

海辺を歩くひとりの男性

部屋でくつろいでヘッドホンで音楽を聞いているひとりの男性

電車内でイヤホンひとつで聞いているカップル

夜ひとり外でたたずむ女性

たぶん、想定したユーザー像なんでしょうね。
ここで違和感。

1枚目の海辺の男性は、音楽聞いていない。

この狙いは何なんだろう?
生活に音楽が溶け込む?
海辺で生活してる?
スピーカーから聞いているのか?
さざ波音でかき消されない?
ま、大した意味ないのかな?

屋外/屋内×男女カップルでいうと、
これは、屋外×男の組み合わせ。
普通に街歩きじゃダメだったのかな?

ま、いいか。

ということで、アカウントは持っていないので、
「START」

アカウントを作らずに、利用できるのね。
なんか小洒落てる。
洋楽寄り?クラブ寄り?
まるで海外のサービスみたいですね。でも国産サービスです。


トップ(TRENDING)

アカウント情報を確認してみると、
「Trial」というアカウントで利用しているようです。

アカウント情報


トップから左右スワイプで音楽の探し方を選べます。
TRENDING>DISCOVERY>GENRE>MOOD>RADIO

DISCOVERY
GENRE
MOOD
RADIO


次に階層を見ていきます。ここではGENREで見ていきます。

GENREの中にいくつかプレイリストが入っています。
これは一般のユーザーがつくったプレイリストなんでしょうか。

GENREの1階層目

ひとつのプレイリストを選ぶと、曲リストが表示されます。

2階層目の曲リスト

プレイリストのコラージュ中央の再生ボタンで再生
画面下部で再生されている曲情報が表示されます。

再生後


曲情報を選択すると、再生画面が表示されます。

再生画面

LINE MUSICはゼロから考えたUIって印象でしたが、
AWAは、「ザ・音楽プレーヤー!」な印象です。
リピート、シャッフルもアイコンですね。

ジャケットをタップすると、歌詞が表示されます。

歌詞表示

実はLINE MUSICも同じでした。気付かなかった(汗)

LINE MUSICの歌詞表示


ハンバーガーボタンで表示されるメニュー
それぞれサービス内の各ページに遷移します。

メニューボタンから


ひと通り触ってみましたが、
LINE MUSICに劣らず、非常に完成度の高いアプリでした。

しかし、同じ定額制音楽配信サービスのアプリといえども、
その性質、コンセプトは全く違います

LINE MUSICは、音楽っていいよ、とLINEユーザーである10代、20代に
音楽を聞かせる、使わせるサービスであり、

AWAは、やっぱり音楽っていいよね、と音楽好きの幅広いユーザーに
スマホ、IoT時代の音楽プレーヤーを提供するサービスなのではないかと思います。

開発者インタビューでもこのように言われています。

インタビュー:利便性を徹底的に追求した「AWA」のUI/UXデザイン
http://www.mdn.co.jp/di/newstopics/41405/

『あくまで主役は音楽であり、CDジャケットなので、「AWAはこの色だよね」という印象を与えたくありませんでした。』
『ユーザーから人気DJ、音楽プロデューサーまで、一人ひとりが想いをこめてつくった「プレイリスト」を軸に、新しい音楽に出会えたり、リコメンドされることで、好きだった音楽に再会できたりするのは、AWAの特徴だと思います。』


どちらも無料期間のうちは使い続けて、
比べてみようと思います。


でも、試用期間ってのは、UX的にはどう考えればいいんだろう。

試用期間が終わったら「はい、サヨナラ」なのか、
試用期間でも飽きさせず、有料でも使い続けてもらえるような
サービスデザインができているのか、という観点で考えればいいのか。
それとも、そもそも有料でスタートしても使ってもらえるものがベターなのか。

という意味では、おそらく有料でスタートする、Apple Musicが
どこまで、LINE MUSICとAWAに追いつけるか、ユーザーがつくのかが
見ものですね。

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<過去の定額制音楽配信に関する投稿>

8月9日まで無料で聴き放題!LINE MUSIC始まる
http://designhokkaido.blogspot.jp/2015/06/89line-music.html